お守り
学生時代のお兄さんのような、お父さんのような先輩に遊んでもらってきた。
同じマンションに住んでる一回生の僕を
四回生のその先輩はすごく可愛がってくださって。
可愛がるだけじゃなくて、ダメなことはダメだと叱ってくださったり、僕や他の後輩の愚痴もウンウンと優しく受け止めてアドバイスをくださる本当に包容力のある先輩だった。
この人のようになりたいなと思っているが、僕はどちらかというとバタバタ転げ回ってヤイヤイ騒いでる落ち着きのない野良犬みたいな人間性である。
まだまだ経験も勉強も足りない。
コロナやお互いに忙しかったりとで、しばらく会えていなかったけど、学生時代と変わらず暖かく接してもらって実家や祖父母の家より心が暖まって休まった。
「ひ孫くらいの勢いで可愛がってもらってる」と言うと先輩は照れ臭そうに笑ってもらった。
近々、僕が今の地域を離れることを伝えると
寂しくなるなぁと言いながら
「○○なら大丈夫やで、頑張りすぎずに頑張っておいで」
と握手しながら言ってくださった。
握手した手の温もりはその先輩を卒業の時に送り出した時を思い出すように暖かくて言葉も相まって泣きそうになった。
正直、色々と不安なこともあるけど先輩の言葉と手の温もりが僕にとって大事なお守りになってくれてどこでも大丈夫だと思わせてくれる。
この感謝の気持ちも暖かさも大事に握りしめて、頑張りすぎずに頑張っていきます。
ありがとうございます。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
ではまた。