レビューを始めるのに2記事も使うとか馬鹿なのか?と思われるかもしれないがハッキリ言います、私は馬鹿だ。
てことでようやっと、レビューに移っていく。
今回レビューするのは
the pillowsの2001年発売のアルバム「Smile」
2001年と言えば宇宙の旅だのモーニング娘が…となると前回の記事のループになるので割愛する。
前回でも触れたがこのアルバムは「いぶし銀かつピーキー」な曲まみれなのである。
あとこの文体で書くと余計に長くなりそうなのとしんどくなりそうやから普段の感じで書くね。
たぶんこれからの記事もこのノリで書く。
たまにあの明治の小説とかに出てくるっぽいうざったい文体なるかも。
まぁ、それはおりおりね。
んじゃ、レビューしてく!!!!!
1曲目
「Good Morning Good News」
ネイティブ風に発音するならグッモーニン、グッニュー!!!
さわおさんがライブで上記のネイティブじみた発音でタイトルコールをしてたことがどっかであったはず…
アルバム一曲目にふさわしいブチアゲ楽曲であり、PEEちゃんのギターが曲中ずっとエロい、ドエロい、ギュインギュインのピロピロ祭り、真鍋吉明ここにありと言わんばかりのエロス、エロス、エロスギター。
んで、MY FOOTでツインギターが注目されがちだけど、さわおさんがギターの音にこだわってサイクロンやエフェクター類とか揃えて、今のプレイスタイルにつながったのはこのアルバムかららしい。
なんで、わりかしさわおさんのギターもちょいエロい、ってかちょっとギャンギャンしてて可愛い。
セクシーなPEEちゃんとカッコ可愛いさわおさん、まさにセクシーなのキュートなのどっちが好きなの?ってところだがどっちも好きだし、シンちゃんがいい仕事しまくってる。裏でずっとシャンシャン言わせまくりながら、力強くセクシーなPEEちゃんとギャンギャンなさわおさんを支えまくってる。
シンちゃんが野球部のマネージャーなら、そのチームは絶対甲子園行ける、二年連続とかで行ける。
実際、ピーズ、the pillowsで二回も武道館立ってて持ってる人だって言われてたしね。
本当にそういう意味でのパワーも持ってる人なんだと思う…
って全然曲について触れ切れてねぇし長い…
このペースだと全曲やってたらほんまに平田さんばりの文量になるぞ…
ってことで歌詞にも軽く触れる。
出だしが
「君は気付いてるの?
絶望に揺れる船が少しずつ滑り出して
起死回生の海へ」
そっからジャンジャジャジャッジャー!ってセクシー真鍋タイムが始まるけどまたPEEちゃんのエロさについて語ってしまいそうなのでカット。
この30秒も満たない時点で無敵かつ最高ってわかっちゃうパワフルな楽曲、こいつですらスター選手じゃないってthe pillows本当にあんたら一体なんなんだ。
セールス的に落ち込んでた時期かもしれないけどフリクリきっかけでアメリカで人気が出始めてたり、黄金期真っ只中と言っても過言ではない時期で、まさに起死回生の海へと言ったところ。
さわおさんのワードセンスとそれが歌メロとして歌って聴いて気持ちいいってのはやっぱthe pillowsの大きな武器の一つだと思う、主砲の一つですよ、確実に。
そんな部分が凝縮された一曲目、本当に朝から聞くと「やってやるぜ!!!!」ってなれるマジにグッモーニン、グッニュー。
やっと次。
Waiting At Busstop
ドラムとベースのバチクソかっこいい音からスタート
今となってはやっぱ淳さんのこんなブリブリとしたベースフレーズはたまらなくカッコいいんだよなぁって少し寂しくなる罠。
そして健在の山中さわお節
「自覚できない猿にパスパス
死ぬまでパス
囲まれたってもう歌わないんだ」
って毒が効きすぎてR-15指定喰らったって仕方ない。実際16.7の頃に僕もこのアルバム聞いたし。
個人的には毒効かせて荒ぶってるさわおさんがカッコいいのは前作のHAPPY BIVOUAC のAdviceで体感してたけど日本語詩で体感したのはこの曲がほぼお初。
毒吐くさわおさんカッケー!!!!ってなったのは自明の理、だからR-15指定なっても当たり前なんだよね。次行きます。
ここで登場、規格外のスター選手、モンスターソング。
the pillowsのドラムから始まる曲ってのはマジでモンスターソング多いけど例にも漏れずこの曲もモンスターソング、そう
「この世の果てまで」!!!!!!!!
この3曲目は卑怯でしょ!!!!!!!
Smile高校に殴り込みかけに来て、3人目で大番長がでばってくるなんて思わないじゃないすか!!!!!即頭剃って土下座ですよ、こんなモンスター!!!!
30周年アニバーサリーの横アリライブの一曲目ってのが記憶に新しいけど、これまでも大事なアニバーサリーとかで披露されてた素晴らしい曲。
そんで、
ダダダダ、ダダダダ、ダダダダ、ダダダダ
ってダウン一遍倒でアップピッキングなんていらねぇ!!!!!って一時期、少年の僕に多大なる悪影響を与えたモンスター、この曲もR指定でいい、ただそんなにエロくなくて力強い感じだからギリR-12くらいかなって思ったけどPEEちゃんのギターがエロすぎるからR-15飛び越してR-18です。
シュゴオオオオオオオオオ ギュオオオオオオオオなんてエロ漫画のセリフかな?って言わんばかりのエロスエロスエロス轟音ギターソロ、めっちゃくちゃにかっこよくてもうダメだってなる。僕が貴婦人ならきっと卒倒してた。
そんでもって歌詞がね!!!もうなんも言わなくていい!!!!!
個人的に一番好きなフレーズが
「町のルールに汚されない
今日も奴らロボットみたいだ
無駄な日なんてあり得ない
そうだろ、はしゃいで息が切れても」
これ!!!このフレーズに高校生の僕はめちゃくちゃに救われたね!!
しょうもないルールとか偏見まみれの田舎町や田舎高校で過ごしてたから本当にこんな気持ちだった!
でも大事なのはそのあとで無駄な日なんてありえない!ってとこ!
そう一瞬、一瞬、一日、一日を僕らは生きてて、ロボットみたく思考も感情も停止してたらなんも楽しくないぜ?そんでロボットみたいな奴のが賢いのかもしれないけど、息が切れるくらい感情のままに生きるのも悪くないぜ?ってさわおさんが肯定してくれた気がしたんだだよね、なんせこの曲には何度も助けてもらったし、バンドでコピーもした、思い入れがめっちゃ詰まった曲。それ言い出したらほぼ全部思い出、思い入れの凝縮パックだけどこの曲は特に濃い曲に入る。
だから、横アリではもうボロンチョンに泣いたよね。そんで、今後の人生に残るレベルの最高の夜になるって確信した、そんな夜だった。
ちょっと逸れそうなのと泣きそうなので次。
Monster C.C
モハメド・アリのことを歌った歌らしいってので聞いて、ロッキーのテーマみたいなのを想像してたらバチバチにカッコいいローファイサウンド、肩透かしを喰らったがこれはこれでカッコいい!!ってなった。
ただ、そこまでのぶち上げ二曲からの、この世の果てまでをくらってるので少しばかり箸休め的な印象がどうしても付き纏ってくる。
2番のAメロの歌詞とか好き、孤独感と閉塞感にまみれた感じがたまらない。
モハメド・アリに姿を重ねてたさわおさんは安心できる場所として表現してた白いベンチに座れてるんだろうか。
ちょっとおセンチになったとこで次。
Skim heaven
はいエロス!
「エロスエロス」って一昔前の、にちゃんねらーの「ワロス」みたいなくらいの勢いで言ってるけど本当にSmileはいぶし銀でエロスな曲が多いこと多いこと!おセンチになる全曲のMonster C.Cもなんやかんや枯れた渋いエロスが出てるからね!?
まぁ、Skim heaven はその点わかりやすくエロス、20代前半こんな風に爛れた生活経験出来ときゃいいなぁって思ったけどわりとそんな思い出がないこともないようであるようであった。そのへんは関係ないんでぼかす。
淳さんのベースもエロいけど歌詞がエロス
「Skim heaven このまま埃が舞う陽だまりに揺れていよう」
とか致死量のエロス…。
天国の表面上っていって爛れた性活(誤字ではない)のこと書いちゃうなんてキリスト教徒の愛子さんの息子さんとは思えないですよ。
さわおくんいつからそんな子になったんや!!!!ベッドで歌ってくれなんてハレンチな!!!!もうあんたはほんまに!!!!!あかんで!!!!!
ってなって最後のアハハハハハハ〜とか途中のアハとかイェ〜で可愛いので許される。
さわおさんの可愛さの前では全てが許される。
所詮、我々は可愛いとエロスの奴隷なのだ。
つまるところ松浦亜弥の奴隷なのd…とか変な電波受信したのでこの曲はここまで。
セクシーもキュートも僕はどっちも好きです。ただ、Skim heavenするならセクシーなお姉さんとSkim heaven したい、以上。
次!!!!
Winning Come Back!
ここできたよ、まさかの30周年迎えた瞬間にやった一発目の曲!!!
あのゆるふわWinning Come Back!もまたよかったなぁって思う、さわおさん歌詞間違えたり多少のトラブルもありつつって感じですごくよかった。
ピグノウズの下着って言ってるから当時そんな女優さんか下着ブランドがあんのかなって思って鼻の下伸ばしながら検索したらミニギターが出てきた思い出、スカしエロスですね。
言いたいことはこれ以上ない、次。
Vain Dog(In Rain Drop)
この頃のこういう変テコリフ、めっちゃ好物。
最後の大サビの「君の居ない夜に降りたい」の「降りたい」のちょっとシャくるような歌い方好き。
この曲に関してはふわっと、あぁいいなぁってなる箸休め的な印象がやっぱある、
Monster C.Cよりも箸休めかもしれない。
でも、箸休めがなかったら死んじゃうからね?ふとした時の漬物、お吸い物染みるでしょ?そういう役割の曲ですね、僕にとっては。
アッパーアンドエロス祭りの中やっと座れた神社の石段みたいな感じ。
祭りの喧騒に疲れて神社の石段に二人で座った。横で手を繋いでる君はちょっと汗ばんでて、普段見えないうなじに汗が垂れててセクシーだなって思っt…
とまたエロスに走りそうになったのでここでやめる、続きが読みたい人はわっふるわっふると書き込むんだ、次ったら次。
Fun Fun Fun OK!
カッコ可愛いさわお坊やが帰ってきた!!!!
こういうミドルアッパーにthe pillowsの良さとか芯の強さをすごく感じるよね!!!!
あとさわおさんのカタカナ英語好きすぎるからもう好き祭りだよ、また祭りだよ!まいったね!!!!
リフはフニャフニャしてるしピョンピョンとポップな感じも感じるのに所々の歌詞はわりとシリアスという山中さわお節。
「信じてるだけさ 約束なんてない けどいいんだ なんだって超えてみせる ほら FUN FUN FUN OK!」
とかカッコ良すぎでしょ…。
あとCメロの分かってるってうるさいな!けど止まるつもりないの歌い上げる感じカッコ可愛いの極みでもう語彙力が死ぬ。
受験生は聞かないほうがいい、語彙力が死んで国語の成績が死ぬ。
もはや、生(エロス)、死(タナトス)なんて壮大な話になってきそうなので次行くぞー。
Thunder Whales Picnic
インスト
けっこーthe pillowsのインスト曲好きなの多いけどこの曲はシンプルにカッコいい。
曲名、内容、全部かっこいい、再現ツアーに期待してるから、来年絶対やってほしい、そんできちんとブルーレイ・DVDで出して欲しいそん時は財布が死(タナトス)。
あと、あんまりおっきい声で言ったらダメやけどアジカンのリライトと所々似てる。
リリース順で言うとあっちがパクリにn…
とか燃えそうな話なんで次行く、次。
(あくまで個人の感想であり、ケチつけようとかではないです、アジカンも好きなんでその辺はご容赦ください。)
日々のうた
はい、最高ソングです。
もうここでの僕のレビューはしまいだ。
そんくらいでいい、もうそんなくらいでいいくらいの名曲なんだ。
なんでこの曲はシングルカットされなかったんだ、ちょっとダメだよー、当時のキングレコード。
そりゃ王様の声にも逆らうよー、こんな名曲なのにシングルカットしないのはさぁー…
とか熱燗片手に4、5時間くらいクダ負けるくらい超名曲、下手しー「Smile」のアルバムで一番好きかもしれない。
年を取れば取るほど良くなっていくのもあるけどわりと最初から好き、そんで年月かけて好きが深まっていく、本当に僕にとってのthe pillowsそのもの、the pillowsと過ごした年月そのもの、16くらいから30前くらいまでを青春とするなら僕の青春にはいつだって傍にthe pillowsの曲があったしある、これからも。
the pillowsは僕にとって日々のうたなんだよなって改めて思った。
すごく好きなんで弾き語り練習しよ、またセッションとか出来るといいな。
個人語りが加速しそうなのとなんかシンミリしちゃうので次。
って言いたいけど次がなぁ…
Smile
表題曲
忌子、魔王、ゲキオコプンプンサワオ、実質ジョーカー、どうしてこうなった、殺意の具現化、クダバレニンゲンドモ
とかニコニコならクソデカ赤文字で書かれるレベルの違う意味でのモンスターソング。
2分半からのスーパーブチギレタイム。
さわおさんがその繊細な喉をギャリギャリ削りながらブチギレる、まさにポケモンでいうとこの「ほろびのうた」
セールス悪かったからって煽りにわざわざバンド公式ホームページ荒らしにくるとかクソ野郎の所業なのでここまで怒っても正直仕方ない。
クタバレニンゲンドモとかキレっぷりで、ある意味コミックソングみたいな扱い受けてるけどいい曲。
キレたあとの賢者タイムみたいなCメロと
最後に繰り返されるFreeはちょっとビートルズのHey judeの終盤を思い出させる。
キレた後に冷静になったり言いすぎたなぁってなるあたりにさわおさんの人柄の繊細さと優しさを感じる。
なんやかんや好き、なんで再現ツアーほんまお願いします…
今回の再現ツアーでやんないともう一生見れない気がするから…アナログ盤も買うから…お願いします…。
願いまくったところで次。
Calvero
ちょっとthe pillowsに詳しくなって武道館のセトリを見たときにビックリした思い出。
最後の曲で英語の曲なのに毒を吐かずいいこと言って終わる珍しい曲。
だって毒ならその前で出し切ったからね、スッキリしてるもんね、さわおさん。賢者タイムやもんね。
歌詞の内容も曲調もサッパリとしてていい感じ。
そしてこれで終わると思いきや…
SON OF A BEACH
タイトルがすごく悪口じみてるけどリゾートで流れててもいいくらいゆったりしたいい曲。
シンちゃんがたまたまウクレレ持ってたかなんかで追加したみたいなのをどっかで読んだはず。シンちゃんの見た目でウクレレは似合いすぎる、ウクレレの似合い度を表す単位が高木ブーなら9.5高木ブーは硬い(10高木ブーで高木ブー1人と換算する)
ともかくゆったりしていい曲なのとプルタブをカシュっとする音、少し飲む音、波の音、すべてよすぎる。
賢者タイムもここまで来れば一級品と言ったもの。
そんでこんな遊び心に溢れたゆったり音でアルバムは終わる…
穏やかな笑顔(Smile)と共に…
なんてダラダラ書いてたらものすごい文量になった。
平田さんがthe pillowsのアルバム書かないわけが分かった。
書きすぎるのと本人に見られるって思ったら書けへんわ、これ。
でも、本人もやってないことをやってやったぜって感じで、今僕は満足です。(そういう意味では、僕も少し賢者タイムかもしれない)
そんで、思ったけどSmileの愛されるところは
・the pillowsの黄金期の武器になるものが形付いた後やその形付く最中に出たアルバムやから、脂がノリつつ、締まりのある、日本を代表するオルタナロックバンドとしてのthe pillowsとして完成する直前の魅力がたっぷり詰まってるところ
なのかなぁと…。
前後の他のアルバムがそんなことないわけじゃなくて、Smileは特にそういう魅力に溢れてると思った。
改めて聴きながら書いてたから、これからはより魅力的に聴けるかもしんないし、頼むから再現ツアーをやってくれ、頼む、頼むよってなったな。(結局それに尽きる)
というわけで今回はここまで。
次があるかは分かんないけどたぶんここまでの文量にはならないはず…たぶん。
何はともあれ、ここまで読んでくれてありがとうございます、コメントとか反響あると、とても嬉しいです、ではまた。