ありがとう、ハイキュー。
(※ネタバレを含みます。)
終始、ハイキューの感想というか個人的総括です。
2021/09/14
ついに、ハイキューを読み切ってしまった。
思えば、古舘先生の前作の四ツ谷先輩の怪談が好きで、ハイキューの連載が始まった時
「これは売れる…!めっちゃいい漫画になる…!」
と単行本を買ってから8年もの歳月が流れた。
その間僕は大学生になり、単行本で追おうと思っていたが、日々の忙しさや慢性的金欠で、ジャンプから少し離れてしまった為に完結してから読もうと思った漫画の一つになってしまった。
そして、月日を経て読み切ってしまった今の感想は
「ハイキューはどこまでも"スポーツ"漫画だった」
また
「"部活スポーツと人生"という点に真摯に向き合い続けた漫画だった」
スポーツ、部活を通して成長するのは実力だけでなく人間性や精神性だということをここまで気持ちよく、漫画的にもカッコよく表現出来た漫画はなかったんじゃないだろうか?
僕はそもそも「勝ち負けがハッキリつきすぎてしまうからスポーツ漫画はあまり楽しめない、試合が長く感じてしまう」
という捻くれた視点を持っていたのだがハイキューはそれをことごとく打ち崩してくれた。
敵チームとの心理戦、遅いくる過去のトラウマや嫌なムード、チームメイトの鼓舞、練習成果の発芽、トラウマの払拭、そして決まる一点、試合の勝利
その描写のどれもが漫画的魅力に溢れていて、ジャンプの掲げる「友情・努力・勝利」を圧倒的熱量表現し続けた。
そして、熱量が最高潮の時に社会人編に急になった時には正直とてつもない喪失感を覚えた。
だけど、ハイキューという漫画にはこの社会人編は絶対に必要だったと僕は強く思うし、バレー以外の道に進んだ者は敗者ではないと強く肯定してくれる素晴らしい漫画だった。
「部活動でやっていたことをやらなくなってもその時間は貴方の中で生き続けていきますよ。
ただの思い出ではないですよ。」
と言ってくれているようだったし、魅力溢れるキャラクター達が成長した姿を見せてくれたシーンは「あ、生徒が会いにくる先生ってこんな感情なんやろな…」と暖かい喜びを感じることが出来た 笑
ウダウダと長くなったがハイキューは本当にいいスポーツ漫画なので完全版が出たら間違いなく買い揃えるし、本棚に置いておいて子供達にいい影響をたくさん与えてくれるいい漫画になってくれると思う。
(まだ子供もそんな予定もなくて、僕が末代の可能性がめちゃくちゃに高いけど…)
完結から一年遅れだけど学生時代にここまで読み進めるんじゃなくて社会人になった今だからこそ読んでよかったなと思える素敵な作品でした。
古舘先生、ありがとうございました…
そして、新作!!!!
新作を!!!!!
四ツ谷先輩の怪談のリブートでもいいですし、
ハイキュー実業団編をなんならヤンジャンでやっちゃうのはどうですか!???
先生の漫画構成力、物語の素晴らしさ、迫力の溢れる画力!!!!
置いておくにはもったいないすよ!!!!
いつまでも待ってますけど早くしてくれないと寂しさがとめどなく押し寄せてくるのではよ!!!!はよ新作ください!でも、お体には気をつけて!!!!
と、思いが溢れて文体が変わってしまいましたが、大好きな漫画がまた一つ増えました。
新作の情報等が来る日を楽しみにしてます…
ここまでお読みいただいた方がいらっしゃれば幸いです。
あと、一言感想まとめもあげようと思います 笑
ではまた。