健康優良不良青年

日々のこと、音楽や映画、漫画なんかの好きなものの話

僕 VS. ビッグシルエット

 

恥ずかしながら、20云年生きてきて、

未だにオシャレとか服というものがよく分かっていない。

 

ぼんやりと分かってることは

・流行り、廃り

・年齢によるだいたいの服装がある

・色合いが大事

とかだろうか

 

いっそのこと、生まれたままの姿で、往来を堂々と闊歩したいがマッポのお世話になってしまうし、堂々と往来に出れる身分では、なくなってしまうのでやめておこうと思う。

 

脱線したが、個人的に一番大事にするべきとこは

「その人に似合ってるか、似合ってないか」

 

ってとこだと思う。

 

ウダウダ言ったが問題は未だに自分自身が

「似合ってる服装が分かってない」

ことである。

 

あと、内向的なのに無駄にガタイがデカい。

 

どちらかというと和柄とかストリート系な感じ

のが似合うガタイだが、いかんせんそちらに興味がないし、そういう服装をして、そういう元気な感じに思われて変なトラブルに巻き込まれるのも嫌だ。

あと単純に好みじゃない。

 

なので、買うのも無難っぽい物で試着してみて買うみたいなのの繰り返しで

無難そうに見える上下の組み合わせを

なんとか合わせて、そこに多少、髪型のセットもしてみて

「こんなん出来ましたけど…」みたいな。

 

急な来客に対して、冷蔵庫のありあわせの食材で作ったものを出す。

みたいなボヤキオカンスタイルな感じで服装を作ってみている。

 

各パーツごとの服の選び方なんて

おっかなびっくりなんてもんではない。

おっかなおっかなびっくりびっくり

くらいのもんである。

 

そんな感じのアンファッショナブル人間なので、最近の服装の流行とかも店頭に並んでから知る。

とりあえず、着てみないことには分からないので試着させてもらったりもする、今回はそんなお話。

 

 

 

先日、所用で買い物に出た際、GUに寄った。

GUはファッションに疎い僕にとって、トレンドとかを教えてくれながらも安価にいい感じのインナーを提供してくれるオアシスのような所である。

 

ちょっとTシャツが欲しいなぁと思い、Tシャツ売り場へ。

そこでは、オススメ商品として、ビッグシルエットTが売り出されてた。

 

最近、なんかの雑誌で俳優の伊藤健太郎さんとかが、ビッグシルエットTシャツを着てて、「爽やかだなぁ」と思ったことを思い出した。

 

だが、自分は伊藤健太郎さんではなく、もさい顔のもさい男である。現実は非情。

 

似合う?似合わん?

いや、これは似合わんやろ…

とか、考えながらも、勇気を出して黒いビッグシルエットのシャツを自分の体に合わせて鏡を見る。

 

(案外、悪くないんやないか…?)

 

と自分的にも意外と好感触だった。

決して伊藤健太郎さんではなかったが、いつもよりはサラッとして見える。

 

近くにいた弟に「どう?変?」と聞くと

「けっこーえぇ感じやで」との返答が来た。

 

弟は僕とは真逆のオシャレ人間なので、

弟の「えぇ感じやで」は信頼が出来る。

これまでも、弟の「えぇ感じやで」は、ほんまに「えぇ感じ」やったので、今回もその言葉を信じて購入することにした。

 

いつもTシャツは肩まわりがデカいのと

基本的に図体がずんぐりむっくりなので、

XLサイズを買う。

なので、今回も例に漏れず、XLサイズを購入した。

この時点では一度も袖を通しておらず、着てみるのがけっこー楽しみだった。

 

いざ、自宅に帰って、シャワーを浴び、汗が引いてから、買った黒のビッグシルエットTシャツに初めて袖を通してみた。

 

着心地は意外と悪くない、しっかりした生地の割に、ゆったり感があって、なかなか好感触。

もう一枚、色違い買っててもよかったな、なんて思う。

(今日から俺は伊藤健太郎くんみたいな爽やかな感じや…!)なんて思いながら鏡のある洗面所に向かう。

 

いざ、洗面所の鏡を見てみるとそこには…

 

 

ヒップホップに憧れてます感丸出しの田舎っぺがそこに居た。

 

しかも、2010年頃のB-BOY(ヒップホップ好きの男性のこと)か、R-指定さんに半端に憧れてます系のB-BOY…

 

ちゃうねん、わしゃあ、体系的に無理と分かってても、伊藤健太郎くんとか、みたいな爽やかな感じになりたかってん…韻踏んだりしたないねん、韻踏んだりってよりかは爽やかな感じになりたかってん、誰がふんだりけったりな体型やねん、誰が顔面R指定(映像倫理的な方)やねん…ほんで、ちょっと文面で韻踏んでるねん…なんでやねん…なんでやねん…

 

今日から俺は! B-BOYになる!

じゃなくて

今日から俺は! の伊藤健太郎くんみたいな爽やかな感じになりたかってん…

ちゃうねん…

と思いつつ、鏡から目を逸らし、

Tシャツを脱いで丁寧に畳んだ。

 

そうこうして、件のTシャツは今もタンスに眠っている。

まだタグは取れていない。

 

たぶん、件のTシャツはこのまま眠り続けるか弟に譲られることになるかもしれないなと思っている。

 

そして、僕にはファッションがお洒落がまだまだ難しい物だなぁと思ってます。

みんな、総合学習の時間とかに教えてもらってたの?なんなの?ってなってる…。

 

 

そんなこんなで、今日はここまでです。

読んでいただきありがとうございました、ではまた。